歩行者が車両に近づかない習慣が身に付き、安全への意識改革に成功。
- 社名
- 住友電気工業株式会社
- 大阪ケーブル工場
「工場に出入りする間接スタッフの安全に対する意識も変わったことが最も大きな効果です。」
住友電工グループは数年前から5段階の安全指標を定めて、人車(大型フォークリフト等)分離を実施しています。
先ず、人と車両が固定柵で仕切られている分離を目指しましたが、「車両が柵に衝突する」、「柵が作業の妨げになる」、「作業スペースが狭くなる」という問題が発生しました。そこで360度の作業者接近検知システム(ヒヤリハンター)を導入して、簡易柵を補完することで、目標を達成することができました。
ヒヤリハンター導入前に、安全対策として車両にドライブレコーダーとモニターカメラを設置していました。しかしドライブレコーダーは検証が事後になり、カメラは検知が後方のみに限られます。ヒヤリハンターは360度検知に加えて物陰の作業者も検知するので、より一層安全性を高めるのに役立っています。
ヒヤリハンターのアラームが作動した時は車両が一時停止して、作業者が離れてから動く運用を徹底しています。
住友電工グループの工場には「作業者と車両との安全な距離を取る」ルールがありますが、夢中で作業していると車両の接近に気が付かず、事故につながってしまうのではないかと心配でした。
ヒヤリハンターとオプションのHERIMA を併用して、作業者とオペレータの両方に注意喚起するので、【人は車両から離れる、車両は一時停止、の習慣が身に付き】、【工場に出入りする間接スタッフの安全に対する意識も変わった】ことが最も大きな効果です。